最近のトラックバック

無料ブログはココログ

« 東京国際空港32年ぶりに国際線復活! | トップページ | 第二次大戦中の航空機、月光と銀河の設計図を発見! »

2010年10月17日 (日)

第3のエコ発電、潮流発電

船乗りをしていた鈴木さんと言うは、船長をしていたころ海の潮流のすばらしさに惹き付けられていました。そしてその魅力のためついに船長を辞めてしまい潮流を利用して発電が出来ないかと事業を立ち上げたのです。技術者でもない人が潮流発電をするプロペラ作りを始めたのです。もちろん技術もなければ仕事を辞めたので資金もありません。そんな状況でありながらも知りあいの仲間4人は、彼の夢のために力を貸してくれたのです。驚くことに全員が60歳以上と言う年齢なのです。

4人のうちの1人が言いました。60歳から世の中のため世界のために、また一花咲かせることができればこんなすばらしいことはないと全員が無給で手伝っているのです。そんな状況なので社長をしている鈴木さんは社員に給料が払えないと言うことほど情けないことはないと、何とかこの事業を成功させその暁には普通の給料以上の多くの給料で報いたいと言っていました。それほどお金がなく現在、借金が5000万円以上にもなっているそうです。それでも頑張って開発しているのですから凄い情熱です。

エコ発電にはいろいろなものがありソーラ発電とか、風力発電は天候に作用されやすいのでこの点が問題になりますが、今回の潮流発電は安定して電力を作り出すことができるところが利点です。潮の流れは一日4回あり時間にすると18時間潮流が発生するそうです。だから日本は海に囲まれていることから、日本には無限の資源があるのと変わらないと言っています。確かに海に囲まれているので潮の道引きで発電すると言うアイデアは以前からあり、そうした施設が作られたこともありましたが、現在潮力で発電していると言うところはあると思いますが、あってもあまり聞きません。たぶん費用がかなりかかるから少ないのだと思います。

鈴木さんも資金がないこともあり費用の安い韓国の釜山の造船所で実証実験の装置を作りました。それでも1基300万円で2機作ったので600万円もの大金を投じての実験です。ところで韓国も潮流発電の研究をしていることもあって、2005年から研究を進めていたそうです。全国250ヶ所で作る予定だそうで韓国もこの鈴木さんの潮流発電の方式に注目しているそうです。最近、韓国は日本の研究機関にどんどん入ってきているそうで、基礎研究の段階から研究を援助し成功した暁にはそれを自社の製品に利用すると言う方法で、成功している事例が増えてきて言います。ところが日本自身がこうした研究にあまり注目していないというか、どんな成果を上げたかの結果を求めすぎるため、その間隙をぬって韓国が入り込んできて新たな成果を上げているのです。以前は日本においては長期的観点で研究などの評価をしていましたが、最近の成果主義で結果を急ぎすぎるためにこうしたことが起こっているのです。つまり日本人の研究から果実を横から取られているようなものなのです。

現在の潮流発電のプロペラの軸は固定されているのですが、今回のものは軸が自由に動くように出来ているのです。そのため潮流の動きにあわせてプロペラが流れに沿って動くように出来ているのです。また潮の流れが大きく変わってもプロペラの向きを変えられるように上部の軸も360度回転するようになっています。こうした形のものは世界でも初めてのことなのです。現在はこうした装置を作るとき海底に大きな支柱を打ち込んで作るのでコストが大変かかり普及していない理由になっているのです。ところが鈴木さんが作ったものは既存の柱に取り付けることが出来るので低コストで出来るところがミソなのです。

そしてこの夏、ついに韓国に発注した装置が出来上がり牽引の船に付けられました。今回の実験では6メートルのプロペラでどのくらいの電気を作ることが出来るかを検証するのが目的です。もしプロペラが回れば船上にある動力が動き電気が発生するというわけです。いざ走り始めるとプロペラが沈んでいないのです。これではプロペラは回りません。潮の流れが想像以上に複雑だったため上手く沈んでくれなかったのです。そこでプロペラに重りを付けることにしたのです。そして9月に再度挑戦。潮の流れる午後2:50を待つとついに潜水しプロペラが回り始めたのです。

発電量は最大で1,6kWで確実に発電し始めました。このときの潮の流れは秒速1mなのでこれを3mにすればプロペラ1期で家庭用電気を24時間つけることができるそうです。この成功を受けて環境省から委託契約書が届いたそうで、このおかげで1億円の補助金が国から出ることになったのです。今後は、10mの巨大なプロペラを明石海峡の橋に付け来年秋にプロジェクトを始めたいと言っています。日本のためにも成功すると言いですね。

« 東京国際空港32年ぶりに国際線復活! | トップページ | 第二次大戦中の航空機、月光と銀河の設計図を発見! »

宇宙・サイエンス・科学技術」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 第3のエコ発電、潮流発電:

« 東京国際空港32年ぶりに国際線復活! | トップページ | 第二次大戦中の航空機、月光と銀河の設計図を発見! »