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2010年9月 6日 (月)

1000分の1秒の動体視力を持つロボ

今回の主人公は驚異の動体視力を持つロボットを作っている人です。例えばこんなロボットです。

ジャンケンロボットいうものでジャンケンしてもそのロボットは絶対負けません。その秘密はロボットの目にあります。この目(カメラ)は1000分の1秒もの速さで物を撮ることができます。そのため相手が何を出すか動作を始めた瞬間に、相手が何を出すか認識するのです。だから絶対負けないのです。早い話を言えば、後出しジャンケンをしているということなのだそうです。でも1000分の1秒と言う目にも留まらぬ速さのため分からないのですが、言われてよく見ると確かにどれも後出しジャンケンしているのが分かります。このカメラの目には「ビジョンチップ」と言う部品が入っています。これがカメラの心臓部になるものです。

もう一つ例を挙げますと、天才バッターロボです。どんな球筋の球でも全く外すことなくジャストミートできるのです。百発百中、イチロウも真っ青なロボットです。やはりこれも1000分の1秒ごとに球を追尾する機能を持っているからなのです。しかもこれだけではなく、打つときに打ち方を微妙に変えて思った方向に打ち返すこともできるそうです。

ではこれがどんな研究に役立っているかと言うと、微生物追尾顕微鏡というものですが、クラミドモナスと言う微生物は湖沼の水辺など淡水域の湿地に多くいる微生物ですが、細胞の外観はなめらかな楕円形をしていて、長さは0,01ミリで細胞体の前方に昆虫の触覚のようなほぼ同じ長さの2つの鞭毛を持っているのですが、これで見るとその微生物が平泳ぎしているような姿を捉えることができるそうです。この動きは精子の動きと同じメカニズムと言うことで不妊手術に役立つのではないかと期待されています。

これを考える切っ掛けになったことは、産業ロボットが決められてことはしっかり出来るのですが、相手が動いていたり、予測不能の動きをすると使えないと言うことから始まったそうです。もし産業ロボに動体視力ついていたら、もっといろいろな事ができるようになるのではと考えたからです。そしてこうして出来た映像を13年前からYouTubeに惜しげもなく公開しているそうです。と言うのは、新たな物にはマーケットがないからこういう技術があるということを見てもらうことで、新たな技術の使い道ができるのではないかと公開しているそうです。

こうした成果が現れた技術に、本をぱらぱらとめくっただけで各ページを確実にしかも歪みを瞬時に修正して写すことができる技術があったのですが、公開するや否や、1週間で36万件の閲覧があり、これを見た大日本印刷がこの技術で書籍のデジタル化が出来ないかと実用化の申し込みがあったのです。今まではページを1枚1枚カメラで撮っていたので国立国会図書館の本のデジタル化をするとなると100年かかると言われていたものが、この技術で出来ればかなり短縮が可能になると言うわけです。例えば、250ページの本だと1冊丸ごと撮影しても90秒もあれば終わってしまうからです。と言うことで2年後の実用化を目指して開発が進められることになりました。これ以外にも自動車の衝突の恐れがあるとき、四つ角を出た瞬間に動きを捕らえることができるので、車をすぐ止めて衝突の回避ができるのではと言う研究もあるそうです。

ということで、こうした動体視力がもっと世に広がれば、世の中が変わると教授は言っています。新たな用途の技術がどんどんできることに期待したいですね。

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