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2010年9月20日 (月)

H2Aがアリアン5を成功率で初めて抜く!

日本の主力ロケットH2Aに嬉しい発表がありました。この間、全日本万全地球測位システム(GPS)を実現する準天頂衛星「みちびき」をH2A18号機で打ち上げましたが、この成功で12回連続の打ち上げ成功となり、H2Aの打ち上げ成功率が03,ポイント増え94,4%に達したという発表がありました。1号機の打ち上げたのが2001年でこれまでに18機を飛ばしてきましたが、失敗したのは03年に情報収集衛星を載せた6号機だけでした。これで欧州の商業衛星アーリアン5の打ち上げ成功率を0,2ポイントながらついに追い抜いたのです。これで日本の宇宙技術もなんとか欧州に追いついたかと関係者も感慨深いことでしょう。

これで他の競合国と打ち上げ成功率を比べるとアメリカのアトラス5に続き日本が2番手につけたそうです。しかし衛星の打ち上げ受注をめぐる国際競争では20基打ち上げて成功率が95%を要求されるとしており、そういう点ではロシアやアメリカには成功率一つとって見てもまだまだ差は大きいとしても仕方のないことあるとしても、巨額の開発一つとっても、技術の蓄積を見ても米ロには比べるべくはないけれど、少ない予算の中でよくもこれだけの成果が残せるまでに日本の宇宙産業が伸びてきたものだと思うほどで、かえって政府の方針のなさの方がよほど情けないものだと感じるほどです。

これを受けてか文部科学省は、国産の「H2Aロケット」の打ち上げ能力を大幅に向上させる方針を固めたそうです。それは異なる高度に衛星2基の同時打ち上げを可能とするなど高機能・低価格を武器に欧州やロシアの「世界標準」ロケットと互角の受注合戦に挑むというものです。01年の1号機以来、初の大幅改良で、宇宙航空研究開発機構と三菱重工業は近くプロジェクトチームを発足し、13年度の打ち上げを目指すそうです。大きさは今と同じで、H2Aの名前は継続する予定で、総事業費は161億円です。文科省は来年度予算で機体開発費など約22億円を概算要求するとしています。

計画では、2段ロケットエンジンの燃焼と停止を繰り返す「再々着火」を実現し、需要の多い観測衛星を太陽同期軌道(高度500~1000キロ)の異なる高度に1基ずつ、エンジンを再燃焼しながら2基投入し、1基当たりの打ち上げ費を3~4割減らすことを目指します。また、放送通信衛星などは静止軌道(同3.6万キロ)により近い軌道に投入することで、衛星の軌道変更用の燃料が少なくでき、衛星の寿命を3~5年延ばせるとしています。

これまで打ち上げ時期の制限があったのですが、漁業交渉の結果、来年度から撤廃されることになりましたが、計画による大幅改良が加わることで、価格面で商業衛星受注をほぼ独占する欧露に互角となるともくろんでいる一方で、1号機から10年経過し、開発当初の電子部品や材料の多くが製造中止で枯渇し、打ち上げ設備の老朽化も深刻になっており、これらの改善にも着手する方針です。文科省は「海外のロケットも5~10年ごとに大幅改良している。部品メーカーの撤退や技術の断絶を食い止めたい」と説明しています。

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