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2010年8月21日 (土)

資源のない日本は技術立国で!

日本は技術立国を諦めたのでしょうか?10年の行政刷新会議において予算の概算要求の無駄を削る事業仕分けで、次世代スーパーコンピューターやロケット開発などの最先端科学技術を「無駄」と認定するケースが相続き、科学技術立国として種をまき育てるという議論をすることはほとんどなかったのです。文科省はロケット着手の判断を先送りし、LNG(液化天然ガス)エンジンの研究に限って予算を要求していたのですが、財務省は、本体ロケットの見通しが立たない以上、研究も凍結すべきだと見送られてしまったのです。

また宇宙航空研究開発機構(JAXA)など官民が共同開発している「GXロケット」についても「廃止」と判定。「GXロケット」は国産ロケット「H2A」よりも小さく、中型衛星の打ち上げに使う目的で開発しているものですが、仕分け作業では、「欧米諸国も開発していて、完成しても売れないのではないか」。また、当初は民間企業が事業化する予定だったが、価格が高くて難しい状況などを指摘し、開発を廃止すべきだと結論づけたのです。

今後、日本は介護市場や子育て市場の充実をはかり、国内市場の活性化を図り内需関連を活発化させ輸出産業に頼らなくてもやっていけるようにと言いながら「ばら撒き政策」を取っているのに過ぎません。果たしてこれで本当に日本の国民が生きていくことが出来るのでしょうか?これ以外ではソフト産業でアニメや日本の食文化を育てると言うこともすると言う事ですが、これらだけで1億人以上もいる国民を食べさせていくことができると考えているのでしょうか?人が希望をもって生きていくには目の前の不安を取り除くことが大事であり、それも目先の不安を取り除いたあとには前進するための夢という目標と言うものが必要となるのです。

だからまず足元の不安を取り除きさらに国民に夢を与えることが必要なのです。その2つがなければいくら小金(国民全体を合わせれば大きな金額ですが)を持っていてもそれは減っていくばかりで、消費に回すといことにはなりません。つまり現状が変わることはなくいつまでたってもこのデフレ状態から抜け出すことは困難なのです。政府には目の前の不安を取り除きさらに夢を与えてほしいのです。しかしそれとは裏腹に自分達の足元の縮小をすることなく、それ増税だと言うのでは国民の理解がえられるわけはないのです。適材適所と言う言葉がありますがお金も必要なところへ必要な額をと言う事が必要なのです。

何でも平等にと言う風潮がありますがその結果が学校のおかしな運動会にも現われているように、今もそれと同じような事をしようとしている今の政治家に、本当に日本を良くするのだという真の政治家と言う人はいないのでしょうか?あまりにも二世、三世議員が増えてしまい政治家を職業の一つに貶めてしまってはいないでしょうか?こうした現状を打破するには新たな政治家の出現がなければ出来ないのかもしれません。しかし今の政治家を見る限りではそれに該当するような政治家と言うのは見当たらないように思うのですが。

ちょっと夢のある話として、今度、「はやぶさ」の成功に押され日本のロケットが通年で打ち上げ可能となったそうです。今までは種子島と内之浦の2箇所にロケットの打ち上げ基地があったのですが、漁業への配慮からこれまでは打ち上げは年間190日に限られていたのです。それが来年の4月から1年を通じて打ち上げが可能となったのです。こうしたこと可能になった背景には海水温やプランクトン量などを人工衛星を使って魚群を探す手法が普及したことで、宇宙開発は役に立つと言う認識が広がったからだと言います。それと宇宙開発の好調ぶりも後押ししたことも大きかったようです。それは「はやぶさ」が帰還し国民の宇宙への関心が高まったこともあるそうです。こうしたことが日本のロケットを支援しようと言う気持ちが高まったからだと言います。

しかしながら国産ロケットによる商業衛星の打ち上げ事業にはまだまだ課題が残っています。一つは「H2A」の打ち上げ能力です。世界での商業衛星の打ち上げ需要は年間で20基だそうですが、「H2A」で打ち上げられる軽い商業衛星は2基程度しかないのだそうです。商業衛星の大多数を占める通信放送衛星はハイビジョンの普及などで大型化しているため、「重いから運べません」では声すら掛からない状態なのです。もう一つは最近の円高も痛く、打ち上げ事業は欧州の「アリアン5」とロシアの「プロトン」の寡占状態ですが、今回の円高で、ユーロなどに対する価格競争力が一段と落ちてしまっているのです。

そこで国や三菱重工業も手をこまねいているのではなく新興国に狙いを定めた新戦略を練り始めたそうです。それは観測衛星です。通信放送衛星は赤道上空の静止軌道に入る必要があるため、赤道近くから打ち上げないと余分な燃料がかかってしまい日本にとっては不利なのですが、観測衛星は静止軌道に入る必要はなく緯度の高い種子島から打ち上げてもコストに差がないのです。こうした需要は新興国を中心に年5~10基が見込まれている有望な市場なため期待をしていると言う事です。では反対にヨーロッパなどは種子島以上に緯度が高いのではと思われるでしょうが、それはフランスがギニアにロケット発射場を持っていてそこから打ち上げているのです。

こうした宇宙開発の裾野は広く、高度な知識と技術が必要とされるため先進国にはうってつけの産業であり、その最先端技術の経済的波及効果も大変大きく、中進国などに対抗するためにもこうした高度な技術を持った産業はどうしても育てる必要があり、とくに資源のない日本には必要なものです。それに今回の「はやぶさ」のようにその精神的影響力も大きなものがあって日本の力をまとめる意味においても象徴的な存在としても重要な役割を担っているのです。

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