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2010年7月11日 (日)

イカロス太陽光パワーで加速!

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は9日、金星方面に向けて航行中の宇宙ヨット「イカロス」が、太陽光の圧力によって加速したことを確認したと発表しました。燃料なしで自在に宇宙を航行する世界初の成果で、この間の小惑星探査機隼の成功とともに日本の宇宙技術がまた大きく前進したのです。次は進行方向を制御できるか試すそうで、こちらも今後の航行を考えるときなくてならない技術です。

今回約200平方メートルの帆で太陽光を捉えたところ、重さ0,1グラムの物体が乗ったに相当する力を受け、速度が秒速10メートル上がったというものです。つまり帆を広げてから1か月間に得た加速量は、静止状態から秒速10メートルへの変化に相当するそうです。これによりイカロスは惑星間航行で光子による史上最大の加速度を発揮した実証機になったのです。

現在イカロスは9日現在で地球から19000万km離れたところにあり、秒速26kmで金星に向っています。そして太陽光を浴びる角度によっては速度がさらに上がるそうです。帆は一辺が14メートルの正方形で厚さはわずか0,0075mmですが、これは台所用ラップの10分の1以下でセロハンのような薄い膜ですが、携帯電話の電子基板と同じ素材で、宇宙空間の強い放射線にも10年以上耐えるものだそうです。

さらに冒頭にも書きましたが、帆には進行方向を操る特殊な液晶素子も載せていて、液晶素子を働かせると帆の一部は太陽光を受け流すようになり、ヨットのように微妙な方向転換が出来るそうです。つまり通電を切ると帆の一部が曇りガラスのようになり、受けるエネルギーを減らして進路変更するということで、その装置も正常に作動したそうです。

こしたイカロスの帆は、米の「ボイジャー」など従来の長距離探査機が搭載した原子力電池を必要としない「エコ設計」であって、今後の惑星探査で不可欠な役割を果たすと期待されています。今後は宇宙に漂うちりの観測なども行い、金星付近に達する半年後には必要な実験を終え、その後は地球と金星の軌道間を燃料なしに回り続けるそうです。

今回の成功に、米国が過去3回打ち上げに失敗し開発が難航してきただけに各国の関心も高く、米誌タイムは「はやぶさ」とともに「ウォークマンを発明した国が、テクノロジーの開拓者のイメージを取り戻した」と報じた。英BBCテレビは「日本、帆の展開に成功」と伝え、打ち上げ時に折りたたまれた帆の広げ方まで図解で詳報。「オリガミヨット」と巧みさをたたえた英情報誌もあったそうです。

というように世界初の宇宙ヨット「イカロス」に関心が集まっているそうです。海外メディアが詳報し、インターネットの簡易投稿サイト「ツイッター」では、ゆるキャラ「イカロス君」が約3万4000人のフォロワー(閲覧者)を獲得。小惑星探査機「はやぶさ」に続く新しいアイドルになれるのでしょうか?

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