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2010年6月17日 (木)

ガン治療で見直される漢方薬

最近、現代医療の中で漢方に対する認識が変わってきているそうで、がん治療でも漢方の存在感が増しているそうです。漢方はガン治療における副作用の軽減のほか、医療経済学的にも効果が認められ見直されるようになると言います。例えば大建中湯はお腹の張りを和らげ手術に起きやすい腸閉塞を予防してくれるというものです。そこで大腸がん患者の術後入院数を調べたところ、大建中湯を服用してもらうと平均3,5日短くなることが分かったそうです。と言うことは約14万円の医療費削減効果があると言うわけです。しかしだからと言って漢方薬だけで治るというわけではなく、手術や抗がん剤、放射線治療が基本であって漢方に頼りすぎてもいけないと言うことでしょう。適材適所と言う言葉がありますが、医学でも同じように西洋医学と東洋医学が上手く棲み分けるのが理想と言うことでしょう。というのも病気だけと向き合って進歩してきた西洋医学の歪が、体全体のバランスと言う面から直すと言う漢方の良さが活躍の場を広げているのです。

例えば、中咽頭ガンを患った人の場合、放射線治療と抗がん剤による化学療法で克服したのですが、唾液腺への放射線照射が避けられず口の中が酷く乾く副作用に悩まされていたそうです。ご飯やパンは水なしでは食べられず、しゃべり続けることもできなかったそうです。事前のインフォームドコンセントで口腔乾燥が起きると知らされてはいたのですが、あまりの酷さに閉口したそうです。そこで癌研有明病院の漢方サポート外来を受診したのです。そこで麦門冬湯、桂枝ぶくりょう丸、牛車腎気丸の3種類の漢方薬を処方されたそうです。2ヵ月後、口の中に唾液が溜まり始めパンも牛乳なしで食べることができるようになったそうです。体重は3キロ増えなおかつ抑鬱状態も改善されたそうです。さらにはガンの再発を防ぐために十全大補湯、当帰芍薬散、牛車腎気丸の3種類に処方が変わり今も飲んでいるそうです。むくみも減り今は全く普通の生活に戻ったが、がん患者は何かに頼りたい気持ちがあるが、良くなれば心も安定すると言います。

ガンになると食欲がなくなり手足が冷え便秘や不眠に悩まされるそうです。例え手術や抗がん剤でガンを退治したとしてもこうした自律神経系の不調が続くのだそうです。こうした状態から抜け出すには漢方が良いと言います。例えば先ほどの牛車腎気丸は抗がん剤オキサリプラチンの治療効果を最大限引き出せそうなことも分かって来たそうです。これは手術ができない進行・再発大腸ガンの標準治療として他の抗がん剤と併用して使うのだそうですが、高い延命効果が認められる反面、神経毒がとても強く長く投与すると強い痺れに見舞われるため、途中で断念せざるを得ない場合もよくあるそうです。しかし牛車腎気丸を服用すると痺れが軽くなることが分かったのだそうです。

癌研有明病院はガン患者を専門にした漢方外来で06年の4月から漢方サポート外来を設置したそうです。そして内科部長が週2回診ているそうです。院内からの紹介が中心だそうで現在月200人の患者さんがいるそうです。

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