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2010年5月23日 (日)

ソーラー飛行機で世界一周挑戦へ!

1927年にチャールズ・リンドバーグが世界で初めて大西洋単独無着陸飛行に成功したことは広く知られているところですが、それと同じような事「ソーラー飛行機で世界一周」をしようとしているスイス人がいます。それは気球で初の無着陸世界一周に成功したベルトラン・ピカールさん(52)という人です。また気球での冒険に臨む一方でその成否を分ける心理的な要素を探求するために精神科医にもなったそうです。ちなみに祖父のオーギュスト・ピカールさんは31年に気球で初めて成層圏に到達した人で、その後気球の技術を応用して深海艇を開発しています。父のジャック・ピカールさんはその深海艇で60年に南太平洋のマリアナ海溝で、1万900メートルの有人潜航最深度記録を達成しています。というようにまさに冒険家一家の3代目なのです。

太陽エネルギーのみで飛ぶソーラー飛行機「ソーラー・インパルス」は、翼の長さがジャンボ機並みの63メートルととてつもなく長くのですが、そこにグライダーのような小さな胴体がぶら下がっている感じです。200メートルほどを音もなく滑走するとふわっと宙に浮きゆっくりと大空を回ったそうです。高度2000メートルまで上昇し過去最長の3時間飛んだそうです。当然着陸時も無音でスーッと来たそうです。このソーラー飛行機はハイテクの塊で、翼には1万2000枚の超薄型の太陽パネルを張り、機体は炭素繊維や紙を組み合わせた超軽量の複合材でできていて、1,5トン~2トン程度のきゃしゃな機体だそうです。

そのため最先端の素材開発はスイスのローザンヌ連邦工科大学が全面協力しており、ドイツ銀行やベルギーの大手化学会社などがスポンサーになっていることもあり、1億スイスフラン(約80億円)の事業費も90%がすでに集まっているそうです。と言うのも欧州では環境問題への関心が高く実績と知名度のあるベルトランさんへの支援に高い広告効果などを期待しているからだそうです。この夏には太陽光で発電した電気を電池に蓄え、夜間に使う形で36時間の連続飛行を試すそうです。さらに2011年にはドーバー海峡、12年には大西洋を横断し、13年に世界一周に挑戦する計画で、その場合には途中、日本にも立ち寄る見通しだそうです。

ただ最高時速が75キロ前後のため世界一周には25日程度かかり、しかも搭乗できるパイロットは1人なため途中で4回ほど着陸して交代するそうです。それでも5日間は連続して操縦しなければならずきわめて過酷な挑戦になるものと思われます。ソーラー飛行機にとっての難題の1つは、ソーラーパネルから十分なエネルギーを蓄電し、夜間飛行に備えること。また搭乗する操縦士の体の大きさや体重を考慮しなければならない点も、非常に難しい課題となっているそうです。もしこれに成功すれば、燃料不要の世界一周飛行が史上初めて達成されることになり、飛行機史上、リンドバーグについで歴史に名を残すことでしょう。

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