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2010年5月 4日 (火)

日本5年後に月面へ車輪型ロボを!

日本には今後の宇宙計画をどうするのかと言う長期ビジョンがはっきりしていませんが、宇宙開発戦略本部は月探査に関する懇談会を開き2015年ごろに月面に車輪型ロボットを送り込む目標などを掲げた報告書で、20年には月の南極地域に世界初の月面基地を建てることも打ち出したと言う事です。いずれも無人でだそうで総額2000億円かかるそうです。こうした計画も今まで米国に追随し有人飛行のノウハウを蓄積してきたものを終わらせないためにも、さらに次の段階に発展させるために必要なものだと理解しています。

15年ごろに送り込むロボットは月面の中でも地球から見える表側に軟着陸させるもので、探査活動や最新の地震計を取り付けるものです。これは1969年にアポロ11号が月面に地震計を設置したとき月で地殻変動が起こっていることが発見され、地震計による観測が1977年まで行われたのです。その観測結果から月震は揺れのピークに達するまでの時間が長く、時に数十分もかかること。揺れがおさまるまでの時間も長く、数時間も揺れが続くこと。また、震動波形を見ても、月の地殻は地球のように明確な層に分かれておらずバラバラであるため、地震波が散乱されてしまうこと、地震波の減衰が地球に比べてかなり少ないことなどが分かっています。また、最大規模の月震でもエネルギーは地球の最大規模の地震の100万分の1以下であり、マグニチュード4程度であることなどが分かっています。今回の計画はこうした結果をさらに精密に調べるということなのでしょうか?

当初は日本が得意とする二足歩行型のロボットを送り込む案もあったそうですが、デコボコの月面を安定して歩くことは難しいと言う結論になり車輪型にすることに落ち着いたそうです。そして月面基地を活用して、月の岩石を地球に持ち帰る回収技術も確立したいと言うことです。いくら日本の二足歩行型ロボットが進んでいると言っても月面を安定的に歩行すると言うのには無理があると言うの想像に難くありません。しかし米国の軍事技術では4速歩行のロボットが兵士の荷物を持って、荒地を安定的に歩行しているビデオがありました。それに兵士がそのロボットの横から足で蹴っても転ぶことなく、よろめいただけですぐ体勢を立て直し歩いていきました。そういう面ではかなり米国は進んでいるのだと思いました。

課題となっている、有人月面探査は、まずはロケットの基礎研究に止めるということで終わったようです。これは予算の手当ての問題もあるでしょうが、それよりも何より有人飛行についての政府の考えと言うものがはっきりしていないのが問題で、政府としての長期ビジョンが示されなければどうしようもありません。また月面探査の費用は15年ごろまでで総額600億円から700億円かかると試算されており、20年ごろまでに総額で約2000億円かかると言うことで、財政難の折、予算の確保が課題になるとのは必死です。

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