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2010年3月21日 (日)

マイクロ波ロケットとは!

マイクロ波ロケットと言うのを聞いたことがありますか?今回のTVで初めて知りました。何でも2010年1月15日に実験が成功したと発表があったそうです。2ヵ月遅れでTVで放送されたと言うことでしょうか?マイクロ波ロケットって何と思われるかもしれませんが、電子レンジなどで利用される電磁波の一種「マイクロ波」を照射し、そのエネルギーをロケットの推進力にして飛ばそうと言うものです。この実験をしたのが東大の小柴教授(宇宙推進工学)のグループです。今回の実験では繰り返しパルスビームを利用することによって、126グラムの金属製モデルロケットを打ち上げることですが、それに成功したということです。

そのメカニズムはどうなっているかと言うと、地上から照射されるマイクロ波のパルスビームを機体側で集光し、大気中で温度約1万度のプラズマを発生させ、付近の空気を爆発的に膨張させて推進力を得ると言うものです。パルスビームを繰り返して照射することで持続可能な推進力を得ることができるようになり、飛べるようになると言う事です。これは雷による大音響(圧力波)の発生とよく似た現象を利用しているそうです。余談ですが、ここで一つ疑問があります。空気を爆発させて推進力を得ると言う事は、宇宙空間に近づけば近づくほど空気が薄くなるわけです。そうなると推進に必要な空気があるのかと言う疑問です。途中から液体とか固形燃料に変えるとか、何かの酸化剤でも使うのかどうなるのでしょうね。

今回の実験では、マイクロ波ビームの長距離空間伝送技術の実険も行われたそうです。長距離伝送にはマイクロ波のビーム径を拡大する必要があるということで、送電側でパラボラミラーを用いてビーム径を広げ、受電側で同じくミラー系を用いて元の径に戻してから推進力を得る実験を行い、5メートル以上離れた場所でも十分な推進力を発生し続けることが確認できたそうです。ということは将来の大電力無線エネルギー伝送の可能性があると言うことになるということです。

これは何を意味しているかと言うと、宇宙空間で太陽光発電を行い、その電力を地上に送る発電方法(別名マイクロ波発電)があるのですが、これは宇宙太陽光発電と言って、宇宙空間上にある太陽光発電衛星と地上の受信局によって行うというものです。衛星軌道上に設置した施設で太陽光発電を行い、その電力をマイクロ波またはレーザー光に変換して地上の砂漠とか海上にある受信局に送り、地上で再び電力に変換するというものです。地上と宇宙空間での太陽光発電の効率を比較した場合、約10倍程度宇宙の方が有利であると言われており、これが実現されれば昼夜を問わず、1年中太陽光発電をすることができると言うわけです。

蛇足ですが、恐ろしい一面もあるのです。もし人工衛星に平面鏡付けてマイクロ波ビームを送ればマイクロ波兵器と言うものにはや代わりするのではと言います。例えば以前、アメリカなどではレーザーですがミサイルの迎撃用として実験していたそうです。いずれにしても精密機械とかこのようなものは兵器に転用できる可能性があると言うわけですが、要は人間による文明の利器の使い方しだいと言うわけです。間違っても殺人兵に転用してほしくはないですが、必ずそういう人間が出て来るということは歴史がそれを証明しているということです。

http://www.youtube.com/watch?v=tKWfLoDXvqI

http://www.youtube.com/watch?v=jtNe4rZTiAE&feature=PlayList&p=7AB7C925254462E5&playnext=1&playnext_from=PL&index=48

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コメント

「小柴」で検索してたどり着いたのは目的のページではなかったのですが、楽しく読ませていただきました。ところで、これ小紫(こむらさき)教授の話ですよ。

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