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2010年3月 6日 (土)

やはり恐竜は小惑星の衝突で絶滅した

長い間、論争になっていた恐竜の絶滅の原因は何かと言う問題に結論がでました。以前からも言われていましたが、小惑星が地球に衝突したことで絶滅したと結論付けられたのです。もうすでに新聞等で書いてあったので皆さんもご存知だとは思います。最初隕石説が出たときにはあまりに突飛のように思われたように記憶していますが、科学の進歩と言うものは凄いなと改めて感じます。

そもそも恐竜が棲んでいた時代と言うのは地質年代で言うと、「先カンブリア代」「古生代」「中世代」「新生代」と来るうちの、「中世代」で、 さらに「三畳紀」、「ジュラ紀」、「白亜紀」と分けられ、最盛期はそのうちのジュラ紀にもっとも繁栄しています。恐竜が絶滅したのはその中の白亜紀末期の約6550万年前です。その原因は小惑星の地球への衝突によって絶滅したと言うことです。

この説を最初に唱えたのがノーベル物理学賞を受賞したルイス・アルバレスさんと言う人です。それは1980年のことで今から30年も前のことになります。そして1991年になるとメキシコのユカタン半島で小惑星の衝突跡と見られるクレーターが発見されたのです。その大きさは直径が180km以上と言われるほど巨大なものでチチュルブ・クレーターと呼ばれています。この衝突で恐竜は死んだと言うことになったのですが、火山活動などが原因とする異論もあり決着がついていなかったのです。

そこで世界中の地質学や古生物学、地球物理学などの研究者が半年間かけいろいろな説を精査したそうです。その結果、①世界約350地点の白亜紀と古第3期の境目に当たる地層に小惑星がもたらしたとする希少な金属イリジュウムや衝突で変質した石英が含まれていたこと。②ユカタン半島から離れるにしたがって、その地層が薄くなっていること。③生物の大量絶滅と時期が一致すること。などが確認できたということで、今回の結論となったと言うことです。

この小惑星は直径が15キロほどで、ちょうど富士山を3つか4つほど重ねたほどの大きさになり、そんな塊が毎秒20キロの速さで、ピストルの弾の20倍の速さで地球にやってきたのです。地球を包んでいる空気の層は高度10kmほどですが、その層よりも隕石のほうが大きいのです。そのため大気圏で燃え尽きることなくそのまま地球を直撃しているのです。そして海だったユカタン半島のところに落ちたと言うことですが、札幌から帯広までの間を吹き飛ばすほどの大きさです。その衝撃は広島型原子爆弾の10億倍に相当し、まず熱線とその衝撃波が走り、と同時にマグネチュード11以上の地震と高さ300メートルの津波が起きたと見られます。人類滅亡の映画「2012」を見た方もおられると思いますがあんな感じになると言うことでしょうね。しかしこれは実際にそれと同じようなことが起きたわけです。

さらに硫酸塩やすすが大気中に放出されたことで、太陽光線が遮られ酸性雨や寒冷化を引き起こし、暗くて寒い「冬」が何年も続き、植物の多くが死滅したことで食物も減り、生物の約6割が絶滅したと考えられています。こうして1億5000万年以上続いた恐竜時代は終わったのです。そして新たに地上の主人公となったのがネズミのような小さな哺乳類だったのです。恐竜が消えたことで多様な生物が新たに生まれ今日へと続いているのです。もし衝突がなければ人類は生まれても違った形になっていたかもしれません。人類は生まれるべくして生まれたと言うより小惑星の衝突が生んだ偶然の産物だったのです。

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