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2010年3月16日 (火)

地震のメカニズム

チリ地震の記憶はまだ新しいですが、地震の大きさを表すときマグネチュード○○と言う言い方をします。今回の地震で言えば、チリ地震はマグネチュード8,8の巨大地震でしたが、日本でもこれに匹敵する地震が過去に起きていて、それは関東大震災です。このときの大きさはマグネチュード7,9なのですが、チリ地震と比べると約1ポイントの差があります。これだとそう大きな違いはないのかなと思いそうですが、1ポイント違うとエネルギーにして32倍もの開きがあります。あの阪神淡路大震災が7,2ですので、チリ地震は単純に計算すればそれより45倍くらいも大きなエネルギーだったと言うことになります。それだけチリ地震は巨大な地震だったと言うことです。

それでは大きな地震は何処でよく発生しているかと言うと、プレートとプレートとの境目で起きています。プレートと言うのは大陸が乗っかっている板状の固い岩盤のことです。それがいくつもあって岩盤どうしがぶつかり合っている境目のところでは片方の岩盤が下に潜りこんで行っているのです。そんなプレートが日本のところで4つもぶつかり合っている世界でも珍しいところで、そんなこともあって日本は世界でも有数な地震多発国でもあります。その中の一つに北米プレートと言う大きな岩盤があって、その端にハイチがあるのですが、そこでこの間大きな地震があったばかりで記憶に新しいところです。そしてその同じ岩盤の反対側に日本も位置しているのです。こうした岩盤は1年に1cmから2センチくらい動いていて、日本の伊豆半島は50万年前はフィリピンにあったそうで、それがどんどん日本に近づいてきて今の位置にぶつかったと言うわけです。だから伊豆半島に南国系の植物が多いのはフィリピンの植物が来ているとも言われています。

もう一つ日本に近づいてきているところとしてどこがあると思いますか?それはハワイです。ハワイの地図を見ると斜め50度くらいで一直線に島があります。こうした地形になっているのはハワイ島のところがホットスポットと言ってマグマが地球の奥底から吹き上がってくるところだからです。そのためハワイ島は活火山でもあるのです。そしてハワイの乗っている岩盤が少しずつ左上に向って動いているので、ホットスポットでできた火山島が斜め左へと移動するため島がどんどん出来ているのですが、こうしてハワイ諸島ができたのです。ハワイ諸島は年間6,5センチと言う速さで日本に近づいていて、遠い将来ハワイ諸島は日本にぶつかるのです。

ではなぜプレートの境目で地震が多いかと言うと、例えば日本の太平洋側では海の底に向って右側のプレートが潜り込んで行くのですが、そのとき境目の左のプレートは引っ張られる形で同じように下へ引っ張られるのです。そしてある程度引っ張られ曲がったところで、その反作用でプレートの端がパーンと上に跳ね上がるのです。その跳ね上がったときに地震が起きるのです。大きく曲がるほど地震は大きくなるわけです。さらにそのとき右のプレートの上には海水が乗っているので、その振動で海水が押され津波が発生すると言うわけです。これがプレートとプレートの境目で地震が多く発生するメカニズムなのです。

これ以外の地震と言うと活断層にあるところの地震です。ストレスと言う言葉がありますが、実はこれは地質学で使われていた言葉だったのです。断層のところでお互いに押し合ってストレスを掛け合って動くと言うところから来ているのです。阪神淡路大地震もこのタイプです。日本にはこうした断層のあるところが2000ヶ所もあるそうですが、実は東京付近には活断層マップを見ると白くなっているのです。では断層がないのかと言うとそうではなく実は書いてないだけだそうです。なぜ書いてないかと言うと実のところ分からないのだそうです。と言うのも関東平野にはローム層と言う火山層が厚く積もっているので、調査が出来ないと言うことと、人口が多くビルもたくさん立っていてやはり調査ができないからだそうです。こう言うところを含めると日本全体では断層が推定で10000箇所もあるそうです。

最後に地震の時にナマズが暴れると地震が来るとか昔から言われていますが、事の起こりは、江戸時代の安政の地震のときにナマズを釣っていた人がいて、この日に限ってナマズが異様に暴れたのだそうです。それを見てこれはおかしいと急いで家に帰り家の中にある家財を片付けたのだそうです。するとそのすぐ後にあの大地震が起きたと言うわけです。そのためナマズと地震が関係あるということになったのだそうです。

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