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2010年1月26日 (火)

蓮訪議員の2位ではのスーパーコンとは!

去年11月の事業仕分けで蓮訪さんが1番でなく2番ではダメなのですか?と言う言葉で一躍有名になったスーパーコンピューターですが、一言で言えば、膨大な計算を瞬く間にこなしてしまうコンピューターです。大量のデータ処理が必要な自動車の衝突実験のシュミレーションや、多数のたんぱく質から新薬候補を探す研究など幅広い分野で活躍し、その性能は国の科学技術力を映すと言われています。だから日本代表する科学者やノーベル賞受賞者が声を大にして反対したのです。

結局、12月の閣僚折衝で復活したのはご存知とおりです。その「次世代スパコン」の開発を理化学研究所とNEC、日立、富士通が2012年の完成を目指していたのですが、業績悪化を理由にNECと日立が撤退してしまいました。もしこれが完成すれば世界で最も早いスパコンになる予定で、毎秒1京回の計算能力になるそうです。1京回と言っても全く想像すらできませんが、東京ドームで野球を観戦する5万人の観客が1秒間に1回掛け算の九九の問題を解いたとして約6400年かかる計算だそうです。これでもちょっとピンと来ないですが、これが次世代スパコンならわずか1秒だそうです。

この心臓部にあたるのは富士通が開発した毎秒128ギガ(ギガは10億)回の計算ができるCPUです。通常のパソコンは1台に1個のCPUですが、このスパコンは箱1つに102個で、この箱を約800個並べるのだそうです。もちろんこのCPUと箱同士も猛スピードでやり取りしているのです。さらに4階建ての1階と3階に空調室、2階と4階にコンピューターと交互に置いて、空調室から冷たい空気を上の階に送って冷やし、コンピューター間の配線の距離をできるだけ短くし通信ロスを減らすなどの努力をしています。

このスパコンは1946年に米で生まれ、ミサイルの軌道計算など軍事研究が主だったのです。70年代に入っても大気や海などの流体を2次元で解析する能力しかなかったそうで、80年代後半に入ってやっと自動車や建物など複雑な構造物を3次元解析できるようになったのです。90年代には開発がいっそう激化し、最近11年間に最速マシンの計算速度は約1000倍に上がったそうで、毎年2倍近く向上しているそうです。そのおかげで、天気予報から商品開発、基礎科学研究まであらゆる場面で使われるようになったのです。

今回の次世代スパコンが完成すれば、画面上に仮想の自動車を描き出しぶつけるシュミレーションで、実際の衝突実験とたがわぬ解析が可能になるそうです。仮想の自動車は緻密で滑らかな構造になり、ミリメートル以下の細かさで何処にどの程度衝撃力がかかるか解析できるそうです。日本のスパコンは02年に「地球シュミレーター」が世界一になったのですが、その後はIBMに逆転され中国も開発を急いでいます。次世代スパコンが完成してもそのときにはその上を行く海外製が登場している可能性が高いそうです。

それでも開発を止めてしまえばそれこそ追いつくことは難しくなると言います。それだけにここで世界一を目指して開発しなければ科学立国と言うは掛け声は遠のいてしまう可能性があるのです。だから科学者は声を大にして予算の復活を叫んでいたのです。

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