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2009年8月 6日 (木)

ペットの過当競争と悲惨な現実Ⅰ

世界同時不況以来、給料やボーナスのカットなどと暗い話ばかりですが、ペット業界もご多聞に漏れず、ペット店やブリーダーの廃業などが続いているようです。ペット業界では、バブル後も右肩上がりで成長を続け、2010年には2兆円を超えると言われていましたが、世間の動きとは無縁でおれず、ペットにそのしわ寄せが来ています。今までは癒しや安らぎを求め、 ペットを飼う世帯が確実に増えていたのですが、ここに来ての変調に巻き込まれ、悲惨な状況にあるペットが増えているようです。

現在、犬や猫を飼っている世帯の割合は30%だそうで、犬は1300万頭、猫は1200万頭も飼われているそうです。と言う事で、全国4700万世帯の3世帯に1世帯が、犬か猫を飼っている勘定になります。これをアメリカと比べると、犬も猫も日本の2倍強の普及率と言いますから、それを考えると、ペットを飼う人はまだ増えることが考えられます。そのため最近では、ペット通販店を展開するところが増えたり、個人でネットオークションに出す人まで現れています。

こうなってくると、もはやペットと言っても人間の単なる金儲けの手段でしかなくなってしまい、同じ命あるものとしての「命の大切さ」とか、相手を思う気持ちを育むなどの、情操教育の一環としてのペットとしての役割からも、どんどん遠ざかっていってしまいそうで、同じ命ある生き物ということを忘れ、儲けだけに走る怖さを感じます。人間としての根本的なものがなくなれば、世の中はますます人間関係もギスギスし、結局人間にそのしっぺ返しがくるように思えてなりません。少なくとも個人的にはそうなってほしくないと思うのです。

現実、激安競争の裏では、無理な繁殖や飼育放棄をしてペットを投げ出してしまったり、病気になっても治療を受けさせないとか、餌すら与えないようなところがあるようで、ペット達が劣悪な飼育環境に置かれ、悲鳴というより見るも無残な状況に置かれているそうです。こうした状況に置かれるようになった直接の原因は、犬の値段が急落してしまったということにもあります。例えば、10万円もしていた子犬が今では5万円がやっとだと言います。また15万円から20万円したプードルも4万円だった、なんていう例もあったそうです。もっと酷い例では、見切り販売で1円で売っていたなんていうところもあったそうで、このような状況では、まともなブリーダーはペットを飼育するのが困難な状況になっているとも言えます。

しかしこのような環境を招いた一因には、インターネット通販とか、個人によるネットオークションによる販売で、子犬の値段を下げてしまっているということも言えます。というのも、このようなところでは広い土地に犬を飼う必要がなく、お金をあまりかけずに商売が出来ること、場合によっては犬さへ飼わず売買だけして、手数料稼ぎをしている人もいるかもしれません。そうすれば普通のブリーダーのようにお金がかけず、安く商売が出来ます。その分、販売価格を下げることが可能です。結局、ペット業界が儲かると新規参入者が相次いでいることが、ペットの価格を下げている要因ではないでしょうか?つまり過当競争がこの業界に起きていて、そのしわ寄せがペットに来ているということです。

今までの右上がりの成長や今後も増えるという予想のもと、生めよ増やせよと単に物を作るように増やしたため、ペットを単に生むマシーンにして何度も繁殖させたあげく、産めない体のペットしてしまったり、遺伝的に繁殖させては良くない犬でも平気で生ませ、不幸なペットを増やしたり、さらに酷い場合には、病気になろうともひたすら子犬を産ませ、産めるだけ産んで死ねばそれまでとか、売れなければその犬は処分してしまったり、中には山林に捨ててしまうという悲惨な場合もあるそうです。

業界団体の中には3500社ほど加盟しているそうですが、それ以上に多くのところがこうした団体には加盟していません。だから業界での自己規制とか、守るべくルールとか言うものがあっても、それを遵守するのは一部の業者だけで、そのうえ国の規制も徹底していないため、劣悪な業者が一般の業者の中に数多く紛れているのです。本来なら動物愛護法なるものが出来たので、もっと国で管理監督すべきなのでしょうが、基準が曖昧で、ブリーダーなどの悪質な業者を監視、取り締まれないのが現実です。


http://www.youtube.com/watch?v=-1_35lhrjLo

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