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2009年8月 7日 (金)

ペットの過当競争と悲惨な現実Ⅱ

日本とイギリスの場合を比べてみると、
           日本      イギリス
業者の認可        登録制      許可制
繁殖制限          適切な回数      1日1回、一生に6回
幼齢動物の販売制限    適切な時期        8週まで禁止

これを見ただけでも大きな違いがあるのは明らかです。日本では業者任せで、誰でも出来るのです。だから悪質な所は、飼育状況の悪いところで、産めるだけ産ませて、ボロボロになっても、病気になっても平気なのです。

もう一つの要因として、消費者の意識も問題があるようです。犬というのは2ヶ月を過ぎると急速に売れなくなると言います。実際、売れた犬のうち、60日以内の子犬が92%も占めていると言うことからも、日本人は子犬を好む傾向が強く、こうした嗜好が子犬の売れ残りに拍車をかけている、という面もあるようです。さらには人間の身勝手で、要らなくなったからとか、新しいペットを飼ったからと、引き取り業者にペットの引き取りしてもらう人がいたりするのですが、そのペットは結局処分されてしまうのが分かっていても出しているのです。このように処分されるペットの数は年間10万頭もいるということです。10万頭という数がちょっと少ないようにも思うのですが、最近は減ったのでしょうか?

こうした中、熊本市では処分に持ってくる人の意識改革を進め、今まで処分していた数を十分の一までに減らすことができたそうです。どのようにそんなに減らすことに成功したかというと、職員が引取りを強く思いとどまるよう説得するのだそうです。それでも処分の依頼する人には、ペットの安楽死をするところに立ち会ってもらい、その瞬間を見てもらうのだそうです。そうして命の大切さというものを肌で感じてもらうのだそうです。そうすることで思い止まってもらい、同じ命ある生き物ということを知ってもらったことで、改めて飼い直している人もいるそうです。

これ以外には引き取り手をざまざまな方法で探すのだそうです。そうして少しでも安楽死させるペットの数を減らしているのです。そして引き取り先が現れたと言っても、すぐよろしくと言って引き渡さないそうです。人間に捨てられるとどのような末路が待っているのか、と言うようなことをビデオで見てもらい、命ある生き物だと言うこと知ってもらい、大事にしてもらうようにしているのだそうです。こうして初めて引き取ってもらうのです。ビデオを見て涙する人もいました。

前の方で消費者は子犬を好むと書きましたが、必ずしも成犬だからと言って、なつかないということはありません。子犬でないとしつけるのは難しいと良く聞きますが、反対にかえって大人の犬とか老犬のほうが初心者には飼いやすいということです。と言うのは、すでにしつけがされているし、性格も穏やかだから、トイレの場所はすぐ覚えるし、無駄吠えしないし、相手をしなくても大人しくしているし、と利点も多いのです。ましてやそういう犬は売れ残ったのですから、価格も安いでしょう。ましてや、処分される犬を引き取るということは1匹の命を救うことになるのですから、引き取るということは選択肢の一つでもあります。

イギリスのように動物と共存できる社会制度というものをもっと拡充し、基準を強化、監視の目を光らせ、業者の情報を公開し、チェックしやすくする制度が望まれます。そして消費者もモラルを向上させ、ペットにとってもより良い社会になるよう望みます。そうなるためには現状をまず知ることが第一歩です。そういう社会になって、初めて動物と共存する成熟した社会になり文化が本物になるというわけです。

ハチ
http://www.youtube.com/watch?v=jNyyfcF6qjA

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