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2009年7月 1日 (水)

燃料電池自動車対電気自動車

6月4日に三菱自動車が電気自動車アイミーブの量産を開始し、7月から法人向けに販売するというニュースがありました。EVのアイ・ミーブは軽自動車「アイ」をベースにした軽で、100%電気で走り、電気なので走行中のCO2排出量はゼロです。家庭用の電源を使い、1回の充電で160キロメートルの走行が可能で、深夜電力なら、燃料代はガソリン車の9分の1ですむというものです。最高時速は130km、価格は補助金を差し引いて300万円弱というものです。

ところで週刊東洋経済はこんな記事を載せています。「問題は量で、インサイトの受注は早くも3.5万台突破したが、アイ・ミーブは初年度1400台。官公庁など法人中心に初年度分は一応“予約完売”したものの、個人向けに売り出す2010年度も、想定はやっと5000台。損益分岐点の3万台には、はるかに届かない。最大の壁は、価格と量のジレンマだ。希望価格は459万9000円。政府補助金が受けられるから、顧客の実質支出は320万円となるが、「軽」がベースだけに割高感はぬぐいようがない」と。

一方、ホンダは2008年6月に新型燃料電池車の量産第1号車が栃木県の工場で完成したと発表した。「ホンダにとって3代目となる燃料電池車「FCXクラリティ」は、業界初のセダン型。 燃料となる水素の貯蔵タンクも高圧化で容量を増やし、一回の充てんによる走行距離は620キロと、ホンダの従来型燃料電池車より3割長くなった。最高時速も160キロとガソリン車並み。米国で今年7月から、日本でも秋からリース販売する予定で、日米合わせて3年間で約200台の販売を見込む」とありました。

燃料電池自動車についてはこんな記事がありました。2006年の8月に日経ビジネスから3つの課題があると。「①燃料電池車が普及するための最難関はコストにある。現在、各社がリース販売している燃料電池車は1台数千万円から数億円と言われる。これではとても一般消費者の手に届く商品ではない。②コスト以前に、どうやって水素を製造するかという問題があり、そのためにはエネルギーが必要である。可能な限りCO2を排出せずに効率よく水素を製造する方法を確立しなければ、燃料電池車は地球温暖化の解決策にならない。一般的にはガソリンや軽油を精製するよりも多いと言われ、自然エネルギーや原子力を用いない限り、製造段階でCO2が発生してしまう。③これは有料にて読めず」と言うものです。

いずれにしても電気自動車にしても燃料自動車にしてもどちらもかなり否定的な記事だとという感じを受けます。ホンダの燃料自動車についてはTVで見る限り一般の車と外観や性能はなさそうだが、やはり問題は価格だと言うことを言っていた。一台が数千万円とも1億とも言われるような金額ではとても普及まで考えられませんが、いずれにしても開発責任者はあと7から8年で何とかしたいと言っていました。まさに日経ビジネスが指摘しているとおりです。果たして責任者の思惑通り行けるかどうかかなりハードルは高そうです。とは言うもののどっちも日本経済のためにもがんばってほしいものです。

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