最近のトラックバック

無料ブログはココログ

« 遊牧民の定住化で草原の砂漠化 | トップページ | Susan Boyle(スーザンボイル) - Final »

2009年5月31日 (日)

ガン細胞だけを光らせる

今回TVで放送していたのは蛍光プローブと言う光る物質を使ってガンを見つけるというものです。これを見て思ったのは、ガン細胞を光らすと言うところです。これはノーベル化学賞を受賞した下村氏がオワンクラゲの蛍光たんぱく質を発見して、ノーベル化学賞を受賞しているのですが、それが今回のような研究に結びついているのかと思ったからです。さらに思い出したことは、この技術を使えば将来がん細胞を光らして、ガンを摘出することも、ガンの転移状態も分かると言うものです。そのときに聞いたのか、別のところで知ったのか、あるいは今回の話と混同したのか分かりませんが、いずれにしてもかなり実現に近づいていると言うことです。

今回は、蛍光でガン細胞だけを反応させ、その場所を知らせると言うものですが、ガンを光らせるものは蛍光プローブと言う液体だそうで、蛍光を利用して、ある化合物やイオンの濃度を測定したり検出したりする化合物の総称。あるいは、それを使う実験法だそうです。実験ではがん細胞に含まれる酸に蛍光プローブを入れると一瞬で光始めます。人の場合には注射で体内に入れると、数時間でがん細胞を探し光り始めます。つまりがん細胞だけを光らせるわけで、1mmの大きさのものでも見つけることができるそうですが、今はペットで検査しても1センチの大きさが限界だそうで、これが実用化されればガン細胞を見逃すことはなくなるのではと期待されます。

今回の蛍光プローブでガン細胞を光らせると言うことのヒントは、酸に蛍光プローブを反応させたらどうかと言うもので、それをがん細胞に引っ付く抗体に運ばせたらどうかと言うものでした。そして2008年、それに成功したと言うわけです。つまり注射で体内に入れ、数時間経ってから内視鏡で光っているところを探し、見事に光っていたと言うわけです。ガンで手術となるとになると、現状では、他の部位にまで移転しているかもしれないと言うことで、がん細胞のところだけでなく健康な細胞も切除せざるを得ない状況です。そのため早く発光することが望まれていたのです。

今までは発光するのに数時間かかっていたのですが、これをもっと早く発光することができれば手術をしているときに、これが使え健康な細胞まで切除しなくても済むようになります。そこで新プローブでは5種類のガンに対して光るものを開発し、すぐ光らせることにも成功しました。実験の様子を見ていると、ガンのありそうなところへ蛍光プローブを噴射し、たんぱく質に反応して光り始めたのです。そして10秒もしたら光だし、3分でより鮮やかなに光りだしたのです。そして模擬手術でも光を頼りに内視鏡でガンを掴み、1mmのガン細胞を取り出すことに成功しました。

すばらしいですね。これが早く実用化になればガンの早期発見に大いに役立つし、ガンになってしまっても的確に元を除去できるようになるので、生存率も格段に上がるのではないかと思います。一日も早く実用化できることを期待したいものです。

« 遊牧民の定住化で草原の砂漠化 | トップページ | Susan Boyle(スーザンボイル) - Final »

宇宙・サイエンス・科学技術」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ガン細胞だけを光らせる:

« 遊牧民の定住化で草原の砂漠化 | トップページ | Susan Boyle(スーザンボイル) - Final »