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2009年3月17日 (火)

寄生虫が抑えるアレルギー疾患

以前、NHKの番組で、牛舎で遊んでいる子供たちにはアレルギーの子どもはいないと言う話がありました。そこにはいろいろな微生物がいてそれらがアレルギーを防いでくれていると言うような話でした。そして超清潔な社会になったためそれらの微生物もいなくなり、それらから体を守っていた免疫機能が攻撃対象を見失い、結局自分自身を攻撃するようになりアレルギーが増えていると言うことでした。そんな話を興味深く聞いた人も多いと思います。 

そして今回こんな記事を目にしたのです。寄生虫がアレルギー反応を抑えていると言うものです。その研究者がインドネシアに出かけたときに、糞便交じりの川で子供たちがよく遊んでいるけれども、そう言う子供たちにアトピー性皮膚炎にかかっている子供たちが一人もいないことや、喘息、花粉症で悩んでいる子どもたちもいないことに気が付いたと言います。確かに今の私たちから見ればそんな不潔なところで遊んでいれば、何かしらの皮膚疾患を持っていたとしても不思議はないと思うのですが、それがどの子どもも黒光りをした健康的な子どもたちばかりであると言うわけです。そんな光景を見れば確かに不思議な気がします。

と言うわけ大変興味を引かれ調べてみると、彼らのほぼ全員が回虫などの寄生虫にかかっていたそうです。それを見てその研究者はもしかしたら回虫などの寄生虫がアレルギー反応を抑えているのではないかと考えたそうです。そして40年の研究のすえについに寄生虫から、アレルギー反応を抑える物質を取り出すことに成功したそうです。それは寄生虫の分泌排泄液中に存在するタンパク質が、人間の免疫系に作用してアレルギー反応を抑えていることを発見したのです。と言うことは、異物である寄生虫が人間から免疫攻撃を受けないようにするため、防御物質を分泌排泄しているのですが、結局それが、他の異物に対してもアレルギー反応を起こさないような相互作用を引き起こしていると言うことだと思います。

それは寄生虫ばかりでなく、昔の子どもはよく青ッぱなをよく出して遊んでいましたが、その頃は花粉症の子どもはいませんでした。ところが今ではご存知の通り国民的な病気とされるほど花粉症の人がいます。それは杉アレルギーとか植物アレルギーがなどが原因ですが、これらからアレルギ-反応を守っている微生物がいなくなってしまったからなのです。例えば寄生虫のほかには、BCGってご存知だと思いますが、この結核ワクチンを受けていた子どもたちは花粉症にもアトピーや喘息にもなりにくいと言うことが分かってきたそうです。

つまり回虫でも結核でも人間が微生物と付き合っているとアレルギー反応が抑えられることが分かった来たと言うことです。私たちの体を守っている微生物はたくさん存在していて、皮膚には皮膚常在菌がいて皮膚を守っているし、腸内細菌はビタミンを合成して免疫力をつけているのですが、これらを一方的に追い出してしまったため様々な免疫反応が出てきたと言うわけです。超清潔社会がアレルギー性疾患を増やしていると言うわけで、何でもほどほどにしなくてはと言うか、俺は一人で生きているだなんて言う言葉がありますが、一人かもしれないけれど、自然と深くかかわって生きていると言うことであって、決して一人ではなく、広い意味では色々なものと共存して生きていると言うことも言えると思います。

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