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2009年1月10日 (土)

宇宙基本法元年

今年は日本にとって宇宙基本法元年とも言える年です。それでは宇宙基本法とはどんなものなのでしょう。第1条には、科学技術の進展、諸情勢の変化に伴い、宇宙の開発及び利用の重要性が増しており、日本国憲法の平和主義の理念を踏まえ、宇宙開発利用の果たす役割を拡大するため、基本となる事項を定め、宇宙開発戦略本部を設置すること等により、宇宙開発利用に関する施策を総合的かつ計画的に推進し、もって国民生活の向上及び経済社会の発展に寄与するとともに、世界の平和及び人類の福祉の向上に貢献することを目的とする。とあります。

要は、日本の宇宙開発が必ずしも国民生活の向上や経済の発展に貢献できていない現状から、国家的見地から宇宙開発戦略を推進する体制を構築することなのです。それは情報収集衛星を打ち上げたことで、平和の目的に限定されていた宇宙開発とか利用の制限を、防衛目的の場合には問題ないことを明確したということです。こうしたことは北朝鮮のミサイル・ノドンによる、わが国への攻撃などを想定して、国際情勢の変化に対応したものです。

これに関連して、日本が批准している宇宙関連条約では、宇宙空間の軍事利用を禁止するものではなく、地球上と同じように宇宙においても、国連憲章で禁止された侵略行為にあたらない防衛的なものまでは禁止されていません。そのため大量破壊兵器の軌道上配備は禁止していますが、それ例外はは禁止していないため、他国を攻撃する兵器は禁止されているが、防衛的な宇宙兵器は許されるとも言え、これらとも整合性を取ったとも言えます。

これからの日本の宇宙計画はと言うと、1月21日にH2Aロケット15号機による温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」を打ち上げます。これは大気中のメタンと二酸化炭素の濃度を測るもので、以前書いた東大阪宇宙開発協同組合の「まいど1号」など7基が相乗りすることになっています。

2月12日には若田光一さんがスペースシャトル・ディスカバリーでISSへ向かい、約3ヶ月間滞在。そして若田さんを迎えに、5月15日に打ち上げられるシャトルで、日本の有人宇宙施設「きぼう」の船外実験プラットホームなどが運ばれ、めでたく「きぼう」が完成することになります。

そしてこの頃初めてとなる宇宙基本計画を決定することになります。9月にデビューする無人補給機HTVはISSに最大6トン物資を運ぶことができるようになると言います。そして国際的な約束と言う事で、毎年1機づつ計7機を打ち上げる計画だそうです。さらにHTVを運ぶ新型ロケットH2Bは、H2Aの燃料タンクを1.7倍に増強するそうで、そうなれば日本の宇宙開発史上最大のロケットとなるそうです。さらに12月には野口聡一さんがロシアのソユーズでISSへ向かい、6ヶ月間滞在する計画だそうです。

とこんな具合に09年度も日本の宇宙開発計画は目白押しの状態です。こうした活動で日本に相応しい国際貢献をしていってほしいですね。

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