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2008年12月 6日 (土)

イチョウって何で黄色?

イチョウは中国原産の落葉樹なんですね。よく街路樹などに使われており、紅葉の時期になると鮮やかな黄色で見る人の目を楽しませてくれます。高いものでは20~30mもの高さになるのですが、街路樹ではそこまで伸びる前に、上の方から切られてしまいます。だから樹としても見ていて哀れな姿に悲しい気分になります。

なぜそんな哀れな姿にされるかと言えば、想像ですが、葉っぱが落葉して道路に散乱するからだと思います。そして交差点などでは落ち葉で自動車がスリップする、と言うことは聞いたことがあります。しかし本当かどうかは分かりません。また道路に散乱するので清掃をしなければならないということで、住民から苦情もある様なことも聞いたこともあります。いずれにしても人間の都合でいいように切られているような状態です。それなら最初から植えなければ良いのですがね。

イチョウは太古の生き残りで、生きた化石だと言います。しかしそう言うと生き絶え絶えに生き延びているようなイメージですが、1億5000年前から生きているのですから、生命力が反対に強いと言うことだと思います。この木には雌雄があって実がなるのは雌株だけです。いわゆる銀杏と言うものですが、これが非常に臭いのです。この間もきれいに紅葉していたので、写真を撮ったのですが、下に落ちている銀杏の実の匂いには閉口してしまいます。汚い話ですが、強烈なウンコの匂いのようなもので、臭くてたまりません。またこの実を持つとかぶれるので肌の弱い人は触ってはいけません。かゆくて大変です。しかしこれを炒って食べると美味しいんです。

このイチョウは今から1000年以上前に、空海が唐から日本に持ち帰えったと言われています。何でイチョウと呼ばれるようになったかと言うと、漢字では銀杏と書きますが、鴨脚樹とも書くそうです。イチョウの葉がカモの脚に似ているところからきたそうです。鴨の脚は中国語で「ヤーチャオ」と発音され、それが訛って「イチョウ」になったと言われています。
 
さて、紅葉と言うと赤と黄色がありますが、何で色が違うのでしょう。赤く紅葉する植物は、葉で光合成をして糖を作り出し幹に送るのですが、秋になって気温が下がると、葉の付け根にフタができるため、行き場がなくなった糖が葉にたまり、気温が下がるとその糖がアントシアニンという赤い色素に変わって、葉が赤くなるのだそうです。

一方、黄色くなるイチョウは、ふたが出来る前に葉の糖を全て幹に送ってしまいます。糖のない状態で葉の葉緑素が壊れると、それまで隠れていたカロチノイドという黄色い色素が出て来て黄色くなるのです。イチョウが黄色くなる理由は、少しでも多くの栄養を幹に送り出し厳しい冬に耐えようとするためだったのです。
 
こうしてみるとイチョウってすごい木で、珍しい樹なんですね。何気なく見ていますが、他の樹とはちょっと違うんですね。そんな昔からあるすごい樹なのに人間にかかったら哀れなものです。自然は人間を慈しみ、育んでくれるものなのですが、そんな自然を大切にしない人間っていったい何でしょう。いつかそんな自然から裏切られるときが来るのではないでしょうか?

今日はそんなイチョウの大木の写真を載せます。こんな大きなイチョウを見ると自然てすごいなと思わず自然と言うものに畏敬の念を持ってしまいます。

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