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2008年9月16日 (火)

魔法の塗料

塗るだけで涼しくなる塗料があるんですね。ちょうど報道ステーションを見たときにこれが目に入ってきました。実験でそれを確かめていましたが、普通の塗料を塗った家の模型と魔法の塗料を塗った家の模型に照明を当て、その温度の現れ方の違いを調べるという実験です。そして10分後の温度の違いを見ると、魔法の塗料の家は表面温度が66度に対して普通の塗料を塗った家の温度は82度もありました。その差は何と16度というのですから違いが歴然としています。この実験と実際の家の場合では同じ差が出るかといえばそれは検証しないと分らないと思いますが、それにしてもその魔法の塗料の効果のほどは十分理解できるのではないでしょうか?

ところでこの魔法の塗料ですが、研究して作り上げたものではなく偶然他の研究から出来たものだそうです。こう言う偶然から出来た発明と言うのは結構あるという話は聞きますが、言うなれば怪我の巧妙見たいなものでしょうか?しかし偶然にしろ、狙ったにしろ役に立つものが出来るという事は悪い事ではありません。結果オーライと言うわけで、終わりよければ全てよしです。この魔法の塗料の中には特殊なエキスが入っているそうで、特許との絡みがあるので企業秘密と言うわけですが、これは県のトライアル事業で認められて市場で認知されるようになった商品だそうです。この魔法の塗料は高反射率塗料と言って、光を拡散するため熱を吸収することが少なく、気温が上がらないと言う事のようです。

と言うわけでどんなところにそれが塗られているかと言うと、例えば学校の運動場とかプールサイドの歩道面とか、スクランブル交差点の中とか、屋根などにも使われているそうです。例えば都内の学校の運動場はアスファルトですが、夏場はかなり暑くなり生徒さんは靴を脱ぐのを嫌がります。しかしこの塗料を塗った運動場では、生徒の人たちが素足で元気よく運動場を飛び回っていました。すばらしいことだと思いませんか?もう一つは屋根だったと思いますが、塗る前は58度もあった温度が、36度にも下がりその差は何と22度にも達したそうです。これだけ温度が違うと冷房効果もぐっとよくなり、電気代もかなり助かるのではないかと言う気がします。そうすればCO2を吐き出して電力を作り出している発電所などの、CO2の削減にも一役買えるということにもなるのではないでしょうか?これを実際に導入して確かめた工場によると、年間56万円の削減が出来たそうです。というわけでCO2も3,6t分の削減になったというわけで、排出権取引の事も考えればかなり有効な手段ではないでしょうか?

他には自動車の塗料としても使えるように研究しているようで、東京都でも助成金を出しているそうです。もし自動車でも使われるようになれば、それは膨大な数の自動車がありますので、かなりの需要が見込まれると同時に、私たちにとっても夏場の自動車の暑さには悲鳴を上げるほどであり、温暖化でますます気温が暑く上がる一方ということもあり、こんな嬉しい事はありません。当然自動車の温度が上がらなければ、クーラーを最大に上げる事もなくなるかもしれませんし、そうすれば燃費もよくなるし馬力も上がります。CO2の排出も減るということにもなります。そうなれば地球規模での影響が非常に大きいと思います。

この魔法の塗料ですが、値段は今のものより少し高い程度と言いますから、良い所はたくさんあっても悪いところはないという感じです。既存の塗料が魔法の塗料に置き換わるだけで温度を下げることが出来れば、こんなにすばらしいことはありません。それも今より少し高いだけというのですから負担も少なく済みます。私たちの住宅もこの塗料を塗れば真夏の暑い部屋の温度がだいぶ下がるのではないかと言う期待もあります。そうすれば暑さ軽減の上、電気代が安くなり、温暖化の手助けにもなると言う具合に一石三丁ということになります。この魔法の塗料が自動車や一般の家庭でも使える日が、早く来ることを望みます。

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