最近のトラックバック

無料ブログはココログ

« 動物面白ムービー | トップページ | 映画:セックス・アンド・ザ・シティ »

2008年9月 8日 (月)

ブラックホールが地球をのみ込む Ⅱ

ブラックホールに地球が飲み込まれるかもと言う話を前回書きました。そう言われて訴訟にもなった実験が10日からスイスで始まるそうです。物理学の常識を覆すかもしれないと言われる世紀の実験は、欧州合同原子核研究機関が世界最大の素粒子加速器を動かし、物質が質量を持つ本当の理由や、まだ知られていない暗黒物質の解明に臨むものです。また当初はなかったブラックホールを人工的に作り出す実験も計画されていて、この実験がブラックホールが地球をのみ込むと言われた実験なのです。そしてこの実験でノーベル賞級の大発見が相次ぐとさえ言われている注目の実験なのです。その答えは2年から3年で出ると言うのですから、ある日突然物理学の常識を覆すような大発見が新聞を賑わすかも知れません。

この実験は大型ハドロン衝突型加速器と言う、円周が27キロにも達する巨大な施設で行われるのです。2個の陽子同士を高速近くまで加速して衝突させ、宇宙の始まりであるビッグバン直後のような極めて高いエネルギーの状態を作り出すというものです。どうするとそうなるかと言うと、衝突で生まれた粒子などを加速器の周囲に置いた検出器で捕まえれば、物質の生まれた初期の状態を見ることができると言うのです。

この大型加速器LHCで見えるビッグバン直後の宇宙は①ビッグス粒子が見つかる可能性が高いということ②超対称性粒子が見つかる確立は50%。この超対象性粒子とはニュートリノと双子の粒子と考えられているもので、これが見つかれば標準理論をさらに発展させ、物理学の究極的なゴールである重力を除く自然界の三つの力を統一する、大統一理論を説明する裏づけになるというものです。またなぞの物質とされる暗黒物質の正体解明にもつながるものだとも言います。③ブラックホールの生成の確立も50%あると言います。このブラックホールこそが裁判にもなったというミニブラックホールであり、大きさは0,1ミリメートルというきわめて小さいものだそうです。これは実験の副産物で当初から計画していたものではなく、陽子の衝突で出来るきわめて高いエネルギーが時空をゆがめ、地球の重力に比べ十の三十二乗と言う巨大な重力が瞬間的に発生するというものです。これが観測できれば、私たちの3次元とは違った「余剰次元」があるということの証明になるそうです。この話が、地球が飲み込まれるといった話になり裁判にもなったのです。しかしこのミニブラックホールは出来た瞬間に消えてしまう、きわめて短い時間の現象だそうで、心配ないとノーベル物理学賞受賞者らの団体も安全宣言しているそうです。

この実験は10月にも始まり、20年から30年に一度の大イベントと言われ、世界的な発見が相次ぐと期待されています。10月以降目が離せなくなりますよ。

« 動物面白ムービー | トップページ | 映画:セックス・アンド・ザ・シティ »

宇宙・サイエンス・科学技術」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ブラックホールが地球をのみ込む Ⅱ:

« 動物面白ムービー | トップページ | 映画:セックス・アンド・ザ・シティ »