« 眩いオリンピックでのいちドラマ! | トップページ | 中国またも疑惑噴出 »

2008年8月13日 (水)

巨人の足跡は過剰演出それともヤラセ?

http://jp.youtube.com/watch?v=bs8ndUNHuoQ

http://www.youtube.com/watch?v=MzaN2x8qXcM

今回、北京オリンピック開会式の当日1度ならずも2度も過剰とも思える演出がされていることが分りました。

一つ目は北京五輪組織委員会が花火で描いた“巨人”の足形の映像が合成映像だったとの報道を事実上認めたこと。王執行副会長は「他の大イベントと同様、放送局の利便性と劇的効果のため、事前に用意した映像が局に提供されたことは確認した。開会式で花火は実際に打ち上げられたが、事前収録の映像が使用されたのかもしれない」と述べた。映像は北京市中心部の上空に巨人の足形のような形で花火が打ち上げられ、開会式会場まで巨人が歩いて近づく様子を空撮で表現していた。英国などでの報道によれば、花火は実際に打ち上げられたが、航空管制などで空撮ができず、合成映像を使用したという。

2つ目は8日の北京五輪開会式で、9歳の少女が革命歌曲を歌いましたが、実際は別の7歳の少女が歌った“口パク”だったことが12日分かったと、中国新聞社が伝えました。開会式の音楽を担当した陳其鋼氏は「対外的な印象を考えた。国家利益のためだ」と説明しているが、国内からも批判の声が出ているそうです。2006年トリノ冬季五輪開会式でも故パバロッティ氏の口パクが判明したことがありましが、声が全く別人なのは極めて異例なことです。

このように開会式では花火の映像が合成だったと判明したばかりで、さらに口ぱく問題と立て続けて過剰演出?に問題提起しています。これについて中国のウェブサイトの掲示板では議論が沸騰しているそうです。「すべての人々の感情をもてあそんだ」などと批判が多いが「国家利益のためならいいだろう」との容認論もあるそうです。

しかし私は容認論には懐疑的です。国家利益のためなら多少の事は許されると言う考えはどこか全体主義的な感じがし、旧ソ連のような恐怖政治や日本の軍国主義的な考えのもと、国民に国家の意思を強制する風潮にまで発展していた土壌に繋がる様なことを、許すような考えのような気がするからです。何を硬い事を言っていると言われるかも知れませんが、「一事が万事」と言うことわざがありますが、そういうことだと思います。ダムでも決壊するときはいっぺんにするのではなく、小さなひび割れから穴が開き始め、そこからだんだん穴が広がっていって最終的に決壊するわけですのですから、国家のためと言う考えそのものが「一事が万事」、全てのことにそう言う考えで事に当たれば、最終的には恐ろしい事にもなりかねませんし、歴史がそれを証明しています。

またテレビで見ていることが真実かと言えばそうとも言えず、TVによるヤラセは日本のテレビでも頻繁に起きていることであるし、今回のように国家のためと言って映像に手を加え、いかにも事実であるかのようにLIVEという言葉が画面に書いてありましたが、実際は最後の1個だけが本物で後は偽物で、それを平気で使っているわけですから、歯止めがなければドンドンこういう考え方は拡大して行きます。またイラクやアフガンでの戦争映像も、アメリカに都合のいい映像が流されていたのは真実の一部だけ、それも自分たちに都合のいいところだけを流して世論を欺いていたということがありました。でもそう言うことを知らないと映像に流れたことが真実だと思ってしまいます。情報操作というものです。こういうことを知っているのと知らないでいるのでは、真実がまるっきり反対のものになっても疑うと言う事しなくなってしまいます。個人で見極める事は難しいことかも知れませんが、そう言う物の見方と言うものを忘れてはいけないと思います。実はこんな事を書きながらオリンピックでそんなことをするとはまったく思ってもおらず、自嘲を込めて書きました。

最後にこういうことを知らしめるために起こった事件を書きます。この映像が放送されたのは2007年6月17日の朝。当然ながら実際に核爆発が起きたのではなく、こういうフェイク(にせもの)の映像にすり替えられたわけです。すり替えたグループの名前は「ZTOHOVEN」と名乗っており、これまでもさまざまなこういった種類の活動を繰り返してきているそうです。彼らはテロ組織でも政治団体でもなく、アートグループだそうです。この映像すり替えの目的は、社会を脅迫したり操作したりするためではなく、実際の我々が現実と思っている世界は単純にメディアが作った世界を見ているだけであり、我々がテレビで毎日見ているものが「現実」であるかどうかはわからない、としています。また、新聞やテレビ、インターネットなどのメディアは本当に「現実」を伝えているのか?と疑問を呈しており、これが今回の核爆発映像を流したコンセプトであり、公共放送はこのようにして現実でないものを現実として視聴者に見せることができるのだから、なおのこと「真実」を伝えなくてはならないと言っています。

« 眩いオリンピックでのいちドラマ! | トップページ | 中国またも疑惑噴出 »

マックンの独り言・他」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/218364/42154125

この記事へのトラックバック一覧です: 巨人の足跡は過剰演出それともヤラセ?:

« 眩いオリンピックでのいちドラマ! | トップページ | 中国またも疑惑噴出 »

2009年7月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
フォト

最近のトラックバック

無料ブログはココログ