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2008年5月 1日 (木)

食糧危機の前触れ?

店頭からバターが消えてしまいなかなか手に入らないようです。スパーなどへ買い物に行かないと、そう言うことが実感できないかも知れませんが、確かに店頭にバターが置いてあることが少ないようです。大手小売店では常にお一人様1個と言う札を出しているなんて言うところもあるくらいです。何でバターがそんなに品不足になっているの?と疑問に思われるかも知れませんが、ここ数年の消費の低迷で生産者団体が毎年減産しているということがあります。以前牛乳が余ってしまい処分しているなんて言う話を聞かなかったですか?そんな記憶があるのですが、結局売れば売るほど赤字になってしまうということで、破棄処分して生産調整をしていたわけです。棄てるくらいなら頂戴なんて思ったものです。

ところが昨年から飼料価格が高騰しだし、牛に食べさせる飼料を絞る酪農家が増えていたところへ、猛暑により牛の体調が崩れ、乳の出が悪くなって生産量が減ってしまったのです。そこへ持ってオーストラリアなどの干ばつにより、世界的な牛乳不足が拍車をかけ、生乳と乳製品の価格が高騰したのです。これで一気に国内製品に需要が集中したので、それまで余剰気味の国内製品が品薄状態になってしまったのです。これでもろにバターにその影響が出てきてしまったというわけです。しかし北海道では乳量の生産は増加していると言うのに、店頭での品不足がいっこうに解消されてこないのです。いったい原因はどこにあるのでしょうか?

もしこれと同じような構図が他の食料品にも表れる様な事でもあればそれこそ食糧危機という問題に繋がらないとも限りません。似たような騒ぎはもう既に他の食料品で現れていました。典型的なのがとうもろこしのときの騒動です。とうもろこしは自動車の燃料として使われていますが、石油の高騰でそれに代わるものとして、エタノールの取れるとうもろこしが一躍脚光を浴びました。するとブラジルの農家などでは、とうもろこしを食料として生産するより、燃料として作るほうが儲かるとばかりにいっせいに燃料用に売ってしまい、食料用のとうもろこしが不足するようになってしまいました。結果はご存知のように、それを原料としているものが連鎖反応的に値上がりしだし、食料争奪戦のような事になりました。

こうしたことが少しづつ話題に上るようになり、気が付いてみたら世界中を巻き込んだ形で食料不足の問題が発生していたなんていうことにならないでしょうか?最近では発展途上国の経済発展により、今まで輸出していた国が突然輸入国に変わり、食料が不足しだしはしないかという心配もあります。特に中国やインドは人口も多いだけに、いっせいに消費に回るようなことになれば、一気に食糧危機が起きるのではないかと心配になります。今まではとうもろこしとかバターが店頭からなくなったと言う事を聞いたことがないので、これらはこれから起きるかもしれない食糧危機の前触れになるかもしれません。そうすれば世界各地で食料をめぐっての暴動も発生すると言う事も考えられます。そんなわけでもっと後の時代になって振り返ってみると、今がその変わり目になっているのかもしれません。

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